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現在地(フォトエッセイ)

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30歳になったのを機に執筆した、初めてのZINE。
「あんまり長生きしたくない」と思い、60歳をゴールに生きてきた20代。
30歳になって、見える景色が少しずつ変化しはじめました。

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プロローグ

三十歳。

「まだまだ子どもだなあ」とも「ずいぶんと大人になってしまったな」とも思う、微妙な年齢。
「微妙」なんて言葉を使っている癖に、なぜか「節目」のようなものを感じてしまう年齢でもあります。

こんなことを言うと親が悲しみそうですが、「太く短く」を人生のテーマに掲げている私は、長くとも六十歳くらいまでしか生きるつもりはありません。
とはいっても、そんなに都合よく六十歳ぴったりで息絶えるわけもないし、実際のところ何歳まで生きているかは見当もつきませんが、気持ちのうえでは「私の人生は六十歳まで」と決めています。

「それはなんで?」と聞かれても理由はよく分からないけれど、細く長く生きていく人生よりも、やりたいことを目一杯やって、パッと散っていきたい欲が、ものごころついたときからずっとあるのです。

三十歳。

つまり六十歳まで、あと三十年くらいしか寿命は残っていません。
三十歳になった今、私は人生の折り返し地点に立ったような気持ちを感じています。

これまでの人生を振り返ると、正直「生まれてきてよかった」と即答はできません。楽しかったこと、幸せを感じたことよりも、辛かったことや苦しかったことのほうが、何倍も多いです。

それでも、そんな私でも、三十歳を迎えた今、ようやく「こんな人生も悪くないかな」と思えるようになってきました。

三十歳。

自分のなかにある価値観やものの見え方が、少しずつ、少しずつ変化しているのを感じています。
人生の折り返し地点にいる今、感じていること、見えていることを、言葉と写真とともに残しておきたい。

そして寿命の六十歳を迎える頃、過去の自分と対話するように読み返してみたいと思い、このZINEを制作することに決めました。


福島未貴

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目次

・プロローグ              
・chapter1.憧れ、東京、モノクローム
・chapter2.初めての恋人が、夫になりました。
・chapter3.「もう二度と住むことはない」と離れた町に、もう一度だけ住んでみたいと感じた夏
・chapter4.「愛しい」という感情を教えてくれた、最愛の娘たちへ
・chapter5.人生とは、山登りである
・エピローグ

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A5サイズ、全52ページ

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